甜菜糖(てんさいとう)

砂糖といえば、「さとうキビ」を思い浮かべますが、フランス、ドイツなどのヨーロッパでは、砂糖といえば甜菜糖のことをさします。
あまり知られていませんが、全世界の砂糖消費量の約30パーセント、日本では約25パーセントが、甜菜から作られた砂糖で占められています。

乳酸菌が腸内環境に良いのは有名だが、てんさい糖やオリゴ糖が乳酸菌を増やすのに有利なことはそれほど一般的ではない。
てんさいはビートや砂糖大根とも呼ばれ、おもに北海道でとれる。
一般的な砂糖の原料であるサトウキビが沖縄など暖かい地域でとれるのと対照的である。

てんさい糖に含まれるオリゴ糖は腸内で乳酸菌のえさになるといわれている。
これはオリゴ糖がいろいろな糖が結合されている糖で、分子構造が大きいため、簡単に分解せず、又分解されても最終的に腸で吸収できる大きさまで達することが難しい、いわば消化されずに腸に到達するからだと思われる。
この消化されずに腸に到達した糖分が乳酸菌のえさになるといわれている。又この成分は分解されずに腸に到達するため、食物繊維と同じような効果をもち便秘や発がん成分を排泄するのに効果があるとさえいわれている。